良いベッドマットレスは、体にフィットするマットレスです。アンティーク家具のベッドでもマットレスがしっかりしていれば快適な睡眠を得れるほど、マットレス選びは重要なのです。横になっていてもどこにも負担のかからないマットレスを選びましょう。
ここでは、一般的に良く使われているマットレスの種類をご紹介します。
■ボンネルコイルマットレス
螺旋状に巻かれたコイルスプリングを連結し、全体に配列したものです。適度な硬さが特徴のベッドマットレスで、多くのシティホテルやビジネスホテルなどで使用されています。
■ポケットコイルマットレス
小さなポケットにコイルスプリングをひとつひとつ包んで、敷き詰めたベッドマットレスです。コイルスプリングがそれぞれ独立しているので、体重を分散させ、より体にフィット感を与えるベッドマットレスです。
■低反発マットレス
衝撃吸収性に優れたNASA考案のベッドマットレスです。横になると、体重と体温でゆっくりと沈み、体にフィットしてきます。包み込まれているような不思議な感触は、やみつきになるかもしれません。季節や湿度によって少し変化するので、夏は柔らかく、冬は若干硬めになることが少し難点です。
■ウォーターベッドマットレス
スプリングのベッドマットレスの代わりに、水の浮力を利用した、ウォーターバッグで体を支えるベッドマットレスです。水の浮力で体重を分散させ、自然な寝姿勢で眠ることができます。本当に水の上で浮いているような感覚で眠ることができ、腰痛もやわらぐと言われていますが、合わない方には酔った感覚になってしまう方もいるようです。店頭で一度試してから選びましょう。また、ウォーターベッドはおおよそ400kgの重さがあるため、二階には設置できない場合もあります。
寝心地の良いベッドマットレスは人それぞれ好みがあるので、一概にこれが良いとは言えません。ただし、人間の背骨に沿ったものが良いと言われています。人間の背骨はゆるやかなS字型になっています。それが自然の形です。その自然なS字型を保てるベッドマットレスは良いベッドマットレスと言えるでしょう。
また、柔らかすぎない物を選ぶのが良いとされています。柔らかいベッドマットレスでは、腰などが沈んでしまい、余計疲れやすいようです。適度な硬さがちょうど良い硬さでしょう。でも、そこは好みがありますので、店頭で寝比べてみて、自分にあったものを選ぶようにしましょう。
2020/1/20 更新